広告業界でクライアントの課題解決を実現するために、代理店のクリエイティブが企画した映像やグラフィックを実際に制作してカタチにしていくのが広告制作会社です。毎年新卒採用も積極的に行われていて多くの学生が選考にエントリーしています。広告業界で直接クリエイティブに関わる仕事ということで大手企業や代理店グループ企業を中心に倍率は高い傾向にあります。
クリエイティブに関わる仕事では、選考でポートフォリオの提出が必要な職種も多いです。そこで今回は広告制作会社の新卒採用でポートフォリオは必要なのかを徹底調査を行いました!

映像・写真・デザインなど自分が制作してきた作品を1冊のファイルなどにまとめて実績やスキルをアピールするものです。美大に通われている方には馴染みのある言葉でしょう。1冊のポートフォリオをこれまでの制作や活動の証拠として作り込みます。
デザイナー・コピーライター・カメラマン・ディレクターなど実際に自分の手を動かすことでクリエイティブを制作し生み出す職種ではポートフォリオの提出が必須なことが多いです。提出されたポートフォリオをもとに選考が行われます。

広告制作会社で最も採用人数の多いPM職ではポートフォリオの提出はほとんど求められません。その理由はプロダクションマネージャーの仕事を理解するとわかります。PMは制作の中心として、必要なスタッフや機材などを集めてまとめる仕事です。実際に撮影するのはカメラマン、編集するのはエディター、デザインするのはデザイナーなど他のスタッフです。
そのためPM職で重要なのは制作経験よりも、学生時代に様々な経験で培った「コミュニケーション能力」「仮説検証力」「粘り強さ」などです。PM職で重要なスキルが面接官に伝わるように自分を磨いていきましょう!
提出は必須ではないことが多いですが、面接などでポートフォリオを持参することは歓迎してくれる企業が多いです。また一般大学の方で作品はなくても、PMとしての適正をアピールするために学生時代の取り組みの客観的な証拠としてポートフォリオをまとめて持参することも良いでしょう!言葉だけで伝えるよりも相手に強く伝わり、印象付けることができるはずです!実際に私も委員会・ボランティアなどの経験をファイルにまとめてポートフォリオとして持参していました。

ディレクター職では作品をまとめたポートフォリオが必須です。適正を判断するためにポートフォリオの提出が求められます。映像制作が未経験の方も全力で今から作品を作ってポートフォリオにしてみましょう!ディレクター職は倍率が高いためポートフォリオもしっかりと作り込むことも重要です。
カメラマン・エディター・CGクリエイターなどポストプロダクションの一部企業の選考でポートフォリオが必須なことがあります。
一部をキャプチャーして紙面でまとめたり、リールとして制作した映像作品を再編集したり、選りすぐりの一本を提出しても良いでしょう。パソコンやタブレットなどを持参して上映することも多いです。


ポートフォリオを学生時代の取り組みの客観的な証拠として活用して自分らしさをアピールしていきましょう!自分のセンスを信じてステキなポートフォリオを作ってみてくださいね!
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