映像制作会社へ転職する方法を徹底解説!

CMディレクターになるには?仕事内容・向いている人・年収・キャリアなどを徹底解説!

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広告業界でCMを作るときにはCMプロデューサープロダクションマネージャーポストプロダクションなど様々な仕事の方が関わります。その中でクオリティーに大きく関わるのがCMディレクターの仕事です。

CMディレクターの仕事は専門的で特殊な内容のため、仕事内容・年収・必要なスキルなど情報収集に困っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はCMディレクターを徹底解説したので、これから広告業界の仕事を目指す人はぜひ就職活動や転職活動の参考にしてくださいね!

CMディレクターとは?「企画を映像に翻訳する天才」

まずはCMディレクターの仕事内容、仕事流れ、有名映像ディレクターの情報など、ディレクターになるために知っておくべき基本的な情報を確認していきましょう!

CMディレクターの仕事内容を解説

まずはCMディレクターの仕事内容など基本的なことをチェックしていきましょう。広告制作会社のディレクターは広告代理店のクリエイティブチームが考えた企画を、実際に映像として作るために演出をしていく仕事です。紙面上の企画を本当の映像にしていくことから「企画を映像に翻訳する仕事」と言われています。

ディレクターはCM監督として、オーディション・美術・撮影手法・編集など制作の全てに演出として関わります。ディレクター次第で作品のクオリティが大きく変わる重要な仕事です。ある種の絶対音感のような才能が必要と言われる難易度の高い職種でもあります。そのため採用人数は非常に少なく、選考には厳しい試験があり、選考倍率は非常に高い傾向にあります。

ディレクターの仕事の流れを解説

ディレクターの仕事は制作会社から案件を受注することから始まります。これまでの実績・得意分野から指名されることが多いです。多くの広告制作会社には企画演出部などディレクターが所属する部署がありますが、社内外問わず案件ごとに最適なディレクターに依頼を行います。

案件受注後は演出コンテを作成します。コンテには広告代理店のクリエイティブチームが作成する企画コンテと制作会社のディレクターが作成する演出コンテの2種類があります。企画コンテでは大まかな流れ、演出コンテではより具体的に秒割り、カットバック、イマジナリライン、テンポの拍など実際の映像制作の方向性を決定します。

また、企画コンテの段階ではクライアントなどと相談しながら決定後も変更することができますが、演出コンテは実際に撮影に向けて動き出すため決定後は変更が効きません。

その後は演出コンテをもとにして制作が進んでいきます。プロデューサー、PMなどと連携しながらキャスティング、オーディション、ロケハン、美術、撮影方法などを決定していきます。監督であるディレクターから承認がもらえるまでPMは資料探し、ロケハン、キャスティング、撮影方法などを提案していきます。プロデューサーはスケジュール通りに制作が進み、予算内に収まるように制作全体を統括していきます。

撮影ではカメラの映像が見れるモニター近くに座り、撮影に関わるキャスト・カメラマン・美術など全てのスタッフに指示を出し納得のいく高いクオリティーを追求します。撮影後はカラコレ、オフライン編集、オンライン編集、録音、CGなどポスプロ作業を監督して作品を完成させます。

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日本のトップCMディレクターを紹介

日本のCMディレクターで業界を牽引している有名な方をご紹介します。

  • 浜崎 慎治 (TYO→フリーランス)
  • 佐藤 渉 (TYO)
  • 井口 弘一 (東北新社→フリーランス)
  • 中島 信也 (東北新社 代表取締役社長)
  • 柴田 大輔 (電通テック 現電通クリエーティブX→THE DIRECTORS GUILD)
  • 大野 大樹 (AOI Pro.)

他にもトップディレクターを紹介した記事もあるのでチェックしてみてくださいね。他にも多くのディレクターが活躍されています。広告制作会社のホームページ、SNS、広告業界誌「ブレーン」「コマーシャルフォト」などから探してみましょう!

CMディレクターと他の仕事との違い

これから広告業界を目指す方が混乱しやすいのが、CMディレクターとプロデューサーやクリエイティブディレクターなど他の職種との違いです。ここからは他の職種との違いを解説していきます。

CMディレクターとプロデューサーの違い

広告制作会社のプロデューサーは制作の最高責任者として案件を受注し、スケジュール・コスト・スタッフ・リスクなど制作に関する全てをマネジメントしながら全体の調整役として完成に導く仕事です。

そのなかでディレクターはプロデューサーから案件を受注し、演出面で制作の責任者になります。演出の内容で「実現が難しい。でもどうにか実現したい」というときには制作全体をマネジメントしているプロデューサーの腕の見せ所です。

このようにプロデューサーとディレクターはお互い支え合って最高のクオリティーを実現しています。

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CMディレクターとクリエイティブディレクターとの違い

広告代理店のクリエイティブディレクターは企画全体のクリエイティブの責任者です。広告代理店のスタッフとしてクライアントにクリエイティブの方向性についてプレゼンをして承認をもらって各制作会社などに制作を発注します。そこから実際に映像の演出を行い制作を進めるのが制作会社のディレクターです。

クリエイティブディレクターの方が上流工程に携われると見ることもできますが、CMディレクターの企画を映像に翻訳していく作業は経験と知識はもちろん、ある種の才能が必要でクリエイティブとの関わり方の違いと見る方が正しいです。

CMディレクターのキャリアを解説

次はCMディレクターのキャリアや向いている人について解説していきます。将来的にどのようなキャリアを進んでいくのか考えてみましょう。

将来的には独立してフリーランスになることも!

広告制作会社で企画演出部のディレクターとして採用され、先輩のアシスタントとして業務を学んでからディレクターとしてデビューすることが一般的です。

まずは所属する制作会社の案件から実績を作り指名が入る一人前のディレクターを目指します。将来的には独立してフリーのディレクターになることも多いです。映画・ドラマ・MVなどCM以外の演出を行うこともあります。また経験を積んでいくことで担当するCMが増え、年収もどんどん増えていきます。

ディレクターに向いている人とは?

クリエイティブ・映像が好きなことはもちろん、映像を演出することは大胆なことのように見えて、実際は理詰めをするような細かい作業がほとんどです。CMディレクターに向いている人は想像力を持って考え抜くことができる方・何よりも映像制作が好きという方です。

CMディレクターにも様々な経歴・タイプの方がいます。自分の個性を磨いて、唯一無二のディレクターを目指していきましょう!

CMディレクターになる方法

CMディレクターになるには広告制作会社のディレクター・企画制作職として入社しましょう。ディレクター職は毎年募集がありますが、採用人数が少なく倍率も高いです。できるだけ多くの制作会社にエントリーしましょう。

非常に倍率が高く、採用は募集しているが適任者がいないため採用0人ということも珍しくありません。入社試験では課題が課されることも多いので、学生時代から自主制作を行うなど感性を磨いていきましょう。

就職活動では制作会社全てにディレクター・企画演出職としてエントリーするのは採用人数が少ないためリスクが高いです。同じ会社で職種の併願はできないのでいくつかPM職でエントリーする会社を決めておくことがおすすめです。

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憧れのCMディレクター職を目指そう!

非常に倍率の高い職種で、難易度も高いですが、決して諦めずにできることを全力でやっていきましょう。必ず道が拓けるはずです!