映像制作会社へ転職する方法を徹底解説!

映像制作会社の職種を解説!映像制作の仕事内容や役職を詳しく徹底解説【2024年】

CM PROの記事内にはプロモーションや広告が含まれている場合があります。問題のある表現にお気づきの際はお問い合わせよりご一報いただけますと幸いです。【景品表示法に基づく表記】

映像制作会社では職種ごとに採用が行われることが多いです。例えば、プロデューサーやディレクター、ビデオグラファー、バックオフィスなどの事務職もあります。各職種には異なるスキルや適性が必要で、新卒採用や中途採用エントリーのタイミングで業界と職種を正しく理解してキャリアプランを練ることが重要です。

例えば、プロデューサーを目指すならプロデュース職、ディレクターを志すなら企画演出職、技術職を追求するならビデオグラファーというように将来のキャリアを考えて職種を選びましょう。そこで、今回は広告制作会社の一般的な職種について紹介していきます!

映像制作会社の仕事は大きく2種類に分けられる!

映像制作会社の仕事や職種は大きく「制作系」と「技術系」の2つに分けることができます。制作職と技術職では仕事内容も異なり、目指す会社も変わってくるのでしっかりと違いを理解して選考に参加するようにしてくださいね。

制作職

  • 制作進行や企画演出などを行う
  • 入社時に専門知識や経験は不問
  • PM、プロデューサー、
    ディレクターなど

技術職

  • 撮影、編集、音声などを行う専門職
  • 入社時に専門知識が必要なことが多い
  • カメラマン、エディター、
    カラリストなど

まずは制作職について解説をしていきます。

映像制作会社の制作職を解説!

映像制作会社の制作職とは制作進行としてプロジェクト全体をマネジメントしたり企画や演出を行ったりする仕事です。制作進行、予算、スケジュールなど制作に関する全てをマネジメントする責任重大な仕事です。

まとめ役というポジションのため直接カメラを使って撮影をしたり、映像編集をすることはほとんどないので、入社時には映像に関する専門的な知識は求められません。その代わりにコミュニケーション能力、体力、精神力、熱意などポテンシャルが重視されます。映像制作会社で制作職になるにはまず制作会社への就職を目指しましょう!制作職になれる会社はこちらの記事も参考にしてくださいね。それでは、制作職の具体的な職種について解説していきます。

日本のCM広告制作会社84社まとめランキング【売上・映像制作会社一覧】

制作過程すべてに関わる「プロダクションマネージャー」

広告制作会社で最も採用の多い職種がPM(プロダクションマネージャー)です。制作会社ではPMの採用が最も多いため、実質総合職とも呼ばれています。

AOI Pro、東北新社、太陽企画など大手広告制作会社では毎年20名程度の採用があります。制作会社でプロデューサーの右腕として企画から完成まで制作プロセスの全てのマネジメントを行い、将来的にプロデューサーを目指す方が多い職種です。

こんな人におすすめ!

・コミュニケーションを取ることが好きな人!
・チームで取り組むことが好きな人!
・物事の中心でまとめることが好きな人!
・課題解決に向けてがむしゃらに頑張ることができる!
・精神力と体力には自信がある!
・映像、広告、クリエイティブ何でも好き!

映像制作のプロダクションマネージャーとは?PMを徹底解説!広告映像制作のPMの仕事内容・就活・激務情報まとめ!

制作の総責任者「プロデューサー」

広告制作会社でPM(プロダクションマネージャー)として経験を積み、プロデューサーへ昇進すると制作全体を統括する仕事を任されるようになります。

広告代理店・クライアントなどに営業を行い、制作案件を受注、制作の総責任者として統括するのがプロデューサーです。クライアントの課題解決のために最適なスタッフを集めて、より高いクオリティーを目指して制作を進めます。

広告制作会社の映像プロデューサーになるには?仕事内容・年収・キャリア・向いている人などを徹底解説!

企画を映像に翻訳していく「ディレクター」

広告・CMの監督として演出を行うのがディレクターです。企画を実際の映像にしていくことから「企画を映像に翻訳する仕事」とよく言われています。ディレクターはオーディション・美術・撮影手法・編集など制作の全てに演出として関わりディレクター次第でクオリティーを左右する重要な仕事です。将来的には独立する方も多く、CM以外にもMV・映画・ドラマなどの演出に関わることもあります。

ディレクターにはある種の絶対音感のような才能が必要と言われ選考では課題を課されることが多いです。また、採用人数も少ないため倍率も高い職種です。

こんな人におすすめ!

・大胆なことも、細かい作業も両方好きな人!
・クリエイティビティに溢れていたい人!
・映画、ドラマ、CM、クリエイティブが好きな人!
・ものづくりなど何かを作り上げることが好きな人!

CMディレクターになるには?仕事内容・向いている人・年収・キャリアなどを徹底解説!

映像制作の技術職を解説!専門性を磨く!

映像制作会社の技術職は実際に自分の手を動かして映像を作り上げていく仕事です。まさに職人に近い仕事をしています。撮影、映像編集、CG、音声など一般的に想像される映像の仕事のほとんどが技術職です。広告代理店や制作会社の制作職の企画や演出を実際に映像にしていく形にしてくことが仕事です。

技術職は専門職として採用されることが多いので就活ではポートフォリオの提出が必要なことが多いですが、未経験の採用も多く行われているので企業に確認するようにしましょう。それでは、技術職の具体的な職種について解説していきます。

ポストプロダクション

映像編集・合成・CG・録音など撮影後の作業をポストプロダクション(通称:ポスプロ)と言います。

ポストプロダクションでは専門職として自分の技術を使って直接映像制作に携わります。今回はポストプロダクションの代表的な職種をご紹介します。

こんな人におすすめ!

・制作経験がある人!(経験不問の場合も多い)
・何かを極めた経験がある人!
・細かい繊細な作業も好きな人!
・最新技術を追求し続けたい人!
・映画、ドラマ、CM、クリエイティブが好きな人!
・ものづくりなど何かを作り上げることが好きな人!

ポストプロダクションを徹底解説!ポスプロの仕事内容・大手ポスプロをまとめ一覧で紹介!

エディター

映像を編集する職種です。撮影後のデータをプロデューサー・ディレクターの指示のもと編集していきます。専門職としての採用が多いですが制作経験については不問としている企業も多いです。
ホストプロダクションを行う会社での採用が一般的です。大手制作会社では社内での採用は少なく、子会社のポストプロダクションで採用となることが多いです。

3D・CGデザイナー

3DやCGを専門とする職種です。専門職として採用されることが一般的で学生時代からCG制作を行っている方が多い印象です。3DやCGの進化は早く最新技術を常に追求し続け対応していくことが求められます。
ポストプロダクション・CG専門の制作会社での採用が多いですが、広告制作会社での社内クリエイターとしての採用もあります。

カラリスト

映像の色味などを専門とする職種です。専門職として採用されることが多いため、学生時代にある程度の経験を積んでおく必要があります。
ホストプロダクションを行う会社での採用が一般的です。大手制作会社では社内での採用は少なく、子会社のポストプロダクションで採用となることが多いです。

レタッチャー

撮影したデータを修正していく職種です。出演者の肌の質感、商品の見栄えなどを修正してより高いクオリティーを追求する仕事です。専門職として採用されることが多いため、学生時代にある程度の経験を積んでおく必要があります。ホストプロダクションを行う会社での採用が一般的です。大手制作会社では社内での採用は少なく、子会社のポストプロダクションで採用となることが多いです。

カメラマン

カメラマンは映像を実際に撮影する仕事です。ディレクターの指示を受けて撮影を行います。撮影技術、専門機材の知識、状況に合わせた撮影能力など高い技術が求められる仕事です。

照明

カメラマンやディレクターの指示を受けて照明機材を操作する仕事です。専門的な照明機材を使いこなす技術、色彩や光学に関する技術などが必要です。

音声

撮影時に専門機材を使って音声を録音する職種です。状況に合わせて適切な判断を行う高い能力が求められる仕事です。

技術職には他にも様々な仕事がある。

映像制作会社の技術職には他にも様々な仕事があります。例えば、美術、スタイリスト、ロケーションコーディネーター、クリエイティブディレクターなど他にもたくさんのプロフェッショナルが関わります。