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TYO(ティー・ワイ・オー)はクリエイターの、クリエイターによる、クリエイターのための「理想の会社作り」という夢を掲げて設立された大手広告映像制作会社です。
「We drive emotions.」を掲げて人の心を動かす高いクオリティーの実現を目指しています。クライアント企業との直接取引やエンターテイメント分野への注力などに業界でいち早く取り組むなど、時代に合わせて柔軟に対応し変化を続けています。
挑戦的でクリエイティビティに溢れるTYOについて徹底的に企業研究を行いました!広告業界や制作会社を目指す方は是非参考にしてくださいね!
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1,000名超のクリエイター・マーケターが在籍する会社が立ち上げた転職エージェント、自社でもクリエイティブ制作を行う会社が運営しているため専門性の高いサポートが可能です。一人ひとりのキャリアや志向にあわせた提案を行います。
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会社基本情報
まずはTYOの基本的な会社情報をチェックしていきましょう。就職や転職を目指している方は会社規模や企業理念、代表プロフィール、会社の歴史を理解して働くイメージをしてみることがオススメです。
TYOは1982年に映像ディレクターが集まって設立された制作会社です。
2017年にAOI Pro.とTYOの経営統合により発足したAOI TYO Holdingsの中枢企業です。ホールディングス全体で売上高は約500億円で大手映像制作会社のうちの1社です。
創業年 | 1982年 |
AOI TYO Holdings 売上 | 510億8754万4000円 (2020年12月) |
従業員数 | 284人 (2021年1月) |
代表 | 早船浩 |
オフィス | 東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル 5・6F 東京都港区虎ノ門5-12-11 NCOメトロ神谷町 6・7・8F |
公式HP | ホームページ:https://tyo.co.jp リクルートページ:https://group.tyo.jp/recruit/ |
次はTYOの代表取締役社長についてチェックをしておきましょう。
代表取締役社長 早船浩さん
数多くのCMなどの映像作品のプロデュースを手掛けてきました。2014年に取締役就任、2021年に代表取締役社長に就任しました。
TYOでは創業から歴代映像ディレクターが代表を務めていました。早船さんはTYO初のプロデューサー出身の代表取締役社長です。
他の制作会社では創業者や代表はビジネス寄りの経営者が多い中でTYOは一貫してクリエイターがトップに立ち経営を行っています。TYOのクリエイティビティ溢れる社風は創業者や代表がクリエイターというDNAも影響しているのかもしれません。
TYOの公式ページにプロフィールが掲載されているので必ずチェックしましょう!
次はTYOの創業者の吉田博昭さんについてチェックしていきます。
TYO 創業者 吉田博昭さん
1949年神奈川県生まれ。早稲田大学在学中からCM制作に携わり、制作会社を経て、1982年ティー・ワイ・オーを設立。CMディレクターとして400本の制作に携わり、1995年からは経営に専念。
2002年ジャスダックに上場。エンターテイメント分野への進出を行い映画やゲームなどの会社を多く買収。
2016年にはAOI Pro. との経営統合を発表して業界1位となり、2017年から2020年までAOI TYO Holdingsの代表取締役、2020年からは名誉会長に就任しました。
TYO創業時から「変化することは良いこと」という想いで経営を行い、常に時代の変化に柔軟に対応した事業展開で業界をリードしてきました。
TYO創業者の吉田博昭さんが執筆されたテレビCMの世界を舞台にした小説『15秒の旅』は、業界を目指す方は必ずチェックしましょう!
TYOには企業理念として押さえておくべき2つの考えがあります。まず2017年からスローガンとして使われている「We drive emotions」という考えです。
TYOの仕事はクリエイティブの力で人を動かし、心を動かすことだという想いが込められていて1982年の創業以来、一貫して高いクオリティーの制作を実現してきたその思いが詰まっています。
2021年の組織改編以降は、新たにMission・Valueが策定されました。今回はMissionの「最高の制作チームで、 領域を超え、心を動かし、 「伝わる」ものを作りつづける。」をご紹介します。
このMissionにはTYOが創業以来大事にしてきた「伝わる」を実現するため、常に考え、最高の制作を実現し、人の心を動かし、社会を変えていきたいという強い思いが現れています。
TYOの具体的な仕事内容も想像できるステキな文章になっているので何度も読み直してチェックをしましょう!
2017年にAOI ProとTYOの経営統合によって生まれた共同持株会社がAOI TYO Holdings株式会社です。映像・コンテンツ制作でアジアトップクラスの企業です。
グループ内には制作プロダクションのAOI Pro・C3フィルム、広告代理店のxpd、ポストプロダクションのTREE Digital Studio、MV制作を得意とする祭などがあります。
グループ全体で広告代理店とともに制作を行うコンテンツプロデュース事業とクライアント直接取引でビジネスを行うコミュニケーショデザイン事業へ注力しています。
【2024年】AOI Pro.(アオイプロ)を徹底企業研究!【事業・激務・理念・強み・就活・選考情報】 【2024年】C3Filmを徹底企業研究!シースリーフィルムの就活・転職・評判・企業理念を解説!次はTYOの1982年の創業から現在までの歴史をチェックしていきましょう。TYOは絶頂と困難の両方を経験している会社で、様々な課題を高いクリエイティビティで乗り越えてきました。
吉田博昭さん、早川和良さんなど5人のクリエイターによって、「クリエイターのための理想の会社づくり」を目指して設立されました。TYOという社名は航空業界が「東京」を表すために用いる都市コード「TYO」が由来です。
創業から5年で年商30億円企業に成長。制作CMがカンヌ国際広告祭で金賞を受賞するなど勢いに乗っていました。
映画制作のエンターテインメント分野に進出しました。
2002年にはジャスダックに上場しました。この頃から広告・映画・ゲーム分野の企業のM&Aによる買収を急速に進めていきました。ウルトラマンで知られる円谷プロダクションがTYO傘下だったこともあります。最終的に傘下企業は47社、従業員数1000人規模となります。
その後、カンヌ国際広告祭・クリオ賞・One Showでグランプリを受賞し、高いクオリティーで評価を獲得していきます。
急速なM&A、エンターテイメント分野への投資のため借入額が増大し経営危機に陥ります。エンターテイメント分野から撤退し、高いクオリティーで評価の高い広告、CM制作に注力。その結果、自力再建を果たしました。まさにTYOの高いクオリティーへのこだわりが会社の危機を救いました。
広告業界でいち早く、クライアント企業と直接取引の営業を強化します。現状の広告代理店と協業のビジネスモデルに業界でいち早く危機感を持ち収益構造の転換を進めます。
自力再建後、順調に業績を伸ばし、2013年には東京証券取引所第二部、2014年には東京証券取引所第一部に指定替えが行われました。
2017年には当時業界2位のAOI Pro.と当時業界3位のTYOが経営統合を行い、日本・アジアでトップの広告制作会社になりました。経営統合の目的はさらなる競争力強化・適応力強化・経営の合理化・先進的なビジネスモデル構築とされています。
2021年にはAOI TYO Holdingsのグループ再編が行われ、クライアント直接取引を行っていた部門が株式会社xpdへ。TYOはグループ内のコンテンツプロデュース事業の中枢として、これまで以上に高いクオリティーを実現し、業界での存在感を高めていきます。
2021年から2022年の1年間に起こったTYOの注目トピックスをまとめてご紹介します!
・2021年よりTYOの新体制がスタート!
TYOは2021年春から早船浩さんが代表に就任して新体制がスタート。クオリティを突き詰め、今まで以上に業界での存在感を高めていきます。
・世界中の広告賞で多くの賞を受賞!
2021年度も日本国内や世界中の広告賞で、多くの賞を受賞して高い評価を獲得しました。
最新の情報は会社公式のニュースリリースを逐一チェックしよう!
事業内容
次はTYOの事業内容をチェックしましょう!特にTYOの社内には制作を担当する部門にそれぞれブランドがあり、特色や得意分野が異なります。入社後の配属希望もイメージできるように事業内容をしっかり確認することがオススメです。
TYOはAOI TYO Holdingsのコンテンツプロデュース事業の中核を担っています。
電通・博報堂などの広告代理店を主な顧客として年間800本以上の制作を行なっています。約70名のプロデューサーが所属をしていて世界的にも規模の大きい映像制作会社の一つです。
映像制作、MV制作、CM制作など、あらゆる領域のコンテンツプロデュース業務。映像演出業務など。
TYOの組織体制は5つの社内ブランドが軸になっています。第1プロデュース本部を中心とする神保町オフィスは主に電通向け、第2プロデュース本部を中心とする赤坂オフィスは主に博報堂向けの制作を担当しています。
TYOの社内で競合となる会社を同時に担当することがあります。その際にもクライアント企業が安心して制作を行えるように社内でオフィス・ブランドが分かれています。
ブランド名 | ブランドロゴ | 事業内容 |
---|---|---|
MONSTER | 「怪獣たちのいるところ。」というように業界で 高く評価されている有名プロデューサーが多く在籍。 世界中の広告賞で多くの受賞歴があり、 「The First Take」などWebコンテンツやMVの制作も多い。 | |
TYO drive | 小回りのきく制作チームとして、 クライアントのニーズに寄り添い、 課題解決に全力で取り組むことを目指すチーム。 デジタルやヘルスケア分野など新規領域も開拓中 | |
TYO PRO2 | 「仕事の全てにハッピーエンドを」がモットーで 高いクオリティーを追求するチーム。 有名な広告映像を多く制作を行いながら、 若手の登用や実験的な事業も多く行うことが特徴。 | |
Third | 2021年に発足した新規事業開発を行う新ブランド 直接社会問題を解決するような 制作会社の領域に留まらない事業拡大を目指す | |
WHOAREYOU | ディレクターが在籍 佐藤渉さんなどトップディレクターが所属 |
ThirdについてはTYO事業開発本部 Third シニアエグゼクティブプロデューサーの岸本さんのnoteにさらに詳しい説明があるよ!
強み・弱みについて
次はTYO(ティー・ワイ・オー)の評判やクチコミ、事業内容から2022年現在の強みと弱みについて分析をしていきましょう。
会社の強みと弱みを分析することで、会社の現状を理解して、自分の強みを活かしてどんな影響を与えていけるのかを考えていきましょう!
2022年現在でCM Pro編集部でTYOを分析した結果、強みと弱みは大きくこちらの2点です。
強みと弱みについて1つずつ確認をしていきましょう!
TYOの一番の強みは「We drive emotions」を掲げ、人の心を動かすための「伝わる」高いクオリティーの制作を実現して高い評価を獲得し続けていることです。
高いクオリティーへのこだわり、クリエイティビティに溢れる社風はTYOの根底に流れるDNAのようなもので、創業者がクリエイターということにも関係しているでしょう。
2010年頃に経営危機に陥った際に自力再建を果たすことができたのも、人の心を動かすクリエイティブへのこだわり・高いクオリティーを追い続けた結果です。
また、業界でいち早くエンターテイメント分野への挑戦を行い、最近ではクライアント直接取引に注力、事業開発本部Thirdの設立など、常に時代の先を見越した経営も強みです。
ネット広告が急成長していてテレビCMが伸び悩む状況で、テレビCMを主力としている点は弱みです。親会社のAOI TYO Holdingsによると年2%ずつ市場縮小が予想されています。
一億総カメラマン時代と言われ、映像制作のハードルが下がった現代ではさらに競争が激しくなっていくことが予想できます。
また、広告代理店との協業ビジネスモデルにも限界が来ています。事業開発本部Thirdを中心に未来のコンテンツプロデュースについて考え動き出す必要があります。
また、親会社のAOI TYO Holdingsが2021年にMBOによる上場廃止を行い、組織改革を行なっています。今後数年間はホールディングス全体では利益の出しづらい状況が続く可能性があります。
会社のことをもっと調べて自分なりの強みや弱みも考えてみてね!
TYOのこれから
次はTYOのこれからの将来を考えてみましょう。成長性や競争力の実態について解説をしていきます。
テレビCMの成長は伸び悩んでいますが、Webコンテンツなどは成長を続けています。今後は電通・博報堂に加え、クライアント直接取引・Google・Amazonなどのプラットフォーマーへの受注にも注力するとしています。TYOが持つノウハウを活かして今後は幅広いコンテンツのプロデュースを行い成長を続けるでしょう。
親会社のAOI TYO Holdingsが2021年にMBOによる上場廃止を行い、しがらみのない状態で大胆な組織改革を行うとしています。広告代理店との協業ビジネスモデルからの転換を加速させると思われます。
1982年の創業から数多くの賞を受賞してきたこと・国内外問わず多くの大手クライアントの制作を行なっていること・時代を見越した経営・AOI TYO Holdingsのスケールメリットから競争力は非常に高いでしょう。
TYOの将来に加えて、自分の将来も重ね合わせて考え見てね!
評判について
次はTYOの社風や働いている方の評判についてまとめていきます!実際に自分が働くイメージを掴みましょう!
高いクオリティーにこだわる、クリエイティビティに溢れた社風です。広告制作ということでアツい思いを持ち、体力面、精神面でも自信を持っている方が多いようです。
先輩社員の面倒見も良いとの声が多く、会社全体で働きやすい環境づくりや長時間労働対策に取り組み、住宅手当など福利厚生制度も充実しています。
とにかく良いクリエイティブを作ろう!というこだわりは業界でもダントツだと思います。その分、業務量も多いですが、その分、評価されインセンティブに反映されます。働きがいのある会社です。
社会人1年目から業界のトップクリエイターとともに大型案件に携わることができます。良い人が多く相談しやすい環境です。
業界共通のことですがプライベートは諦めることを覚悟しておくべきだと思います。3年目を乗り切れば段々と業務を回していけるようになるのでバランスも取れるようになります。
プロデューサーに昇進後は給与も自分次第で上がっていくのでモチベーションになります。
TYOで働くには?
それでは、最後にTYOの新卒採用や中途や転職の情報をまとめていきます!
TYOでは3月から始まる早期選考と、5月から始まる一般選考があります。
選考時期によって募集職種が違うのでしっかり調べて対策をしておきましょう。また、採用人数の関係で出来るだけ早期で選考に参加することがオススメです!
TYOのES・面接などの選考情報や選考体験をまとめた記事も是非チェックしてくださいね!
TYOの就職・ES・面接・選考情報を徹底解説!新卒採用・就活情報まとめ【選考フロー・早期選考】映像業界への転職を目指す全員にオススメしたい転職エージェントがdoda・マイナビクリエイターといった業界最大手エージェントです。映像業界の大手企業も多く掲載されています。
さらに広告業界に特化しているマスメディアン・BeCreatorを併用することで、より業界全体を網羅した転職や選考対策ができますよ。
オススメの転職エージェント
・BeCreator
1,000名超のクリエイター・マーケターが在籍する会社が立ち上げた転職エージェント、自社でもクリエイティブ制作を行う会社が運営しているため専門性の高いサポートが可能です。一人ひとりのキャリアや志向にあわせた提案を行います。
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大手人材会社のマイナビが提供するクリエイター向けエージェント、業界トップクラスの保有求人数と高い専門性で映像業界への転職サポートを受けることができます。
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広告業界で人材育成などを行い60年以上の歴史がある宣伝会議グループの人脈や情報ネットワークを駆使して転職をサポート、業界の専門的な知識を持っていて未経験の方でも安心して利用できます。
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パーソルキャリアが提供する大手総合型転職エージェント。求人数が圧倒的に多いことが特徴。転職活動の全てを専門スタッフがきめ細かいフォローをしてくれますよ。