映像制作会社へ転職する方法を徹底解説!

【2024年】電通クリエーティブキューブを徹底企業研究!理念・強み・電通との違いを解説!

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電通グループで2022年に新しく発足した電通クリエーティブキューブを徹底解説します!電通クリエーティブキューブは映像制作のプロデュースと撮影や照明など技術、さらにデジタルクリエーティブ分野など様々な強みを持っていることが特徴の制作会社です。

新卒採用や中途採用の転職では、企業の歴史や理念、事業内容を正確に理解して選考に参加することが重要です。就職を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

「電通クリエーティブキューブ」とは?映像・グラフィック・デジタルで新しい広告を創造!

まずは株式会社電通クリエーティブキューブの基本的な会社情報をまとめて解説します。将来的に電通グループの電通クリエーティブキューブへの就職や転職を目指している方は必ず企業理念・社長プロフィール・事業内容などをチェックしておきましょう!

電通クリエーティブキューブの会社プロフィール

今回ご紹介する株式会社電通クリエーティブキューブは電通グループ100%出資の広告制作会社です。前身となった株式会社ピクトと株式会社横浜スーパー・ファクトリーが2022年に合併して設立された新会社です。

創業年2022年
売上社内規定により非公開
従業員数186名 (2022年1月)
代表村山 大輔
オフィス本社:東京都中央区築地5-4-18 汐留イーストサイドビル8F
芝浦オフィス:東京都港区海岸3-31-1 富士倉庫運輸ビル1F
カレッタスタジオ: 東京都港区東新橋1-8-1 カレッタ汐留B2
FACTORY鶴見スタジオ:神奈川県横浜市鶴見区末広町1-11

なぜ電通クリエーティブキューブが発足したのか

電通クリエーティブキューブは2022年1月に電通グループの株式会社ピクトと株式会社横浜スーパーファクトリーが合併して設立された新会社です。

近年では広告施策が複雑化してCMやグラフィックという従来から続いている広告制作に加えて、デジタルコンテンツやAR、VRなど新たな領域での制作案件が増加しています。さらに今後は電通が注力している「カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション」(=顧客体験の変革)に基づいて一貫したコンセプトで統合的な広告制作が必要になります。

そこで時代の変化に対応していくため映像制作が得意なピクト、グラフィック制作が得意な横浜スーパーファクトリーが合併して事業領域を拡大することで統合的な広告制作の実現を目指しています。

また、ピクトは電通映画社傘下の機材会社 照研を原点としていて技術スタッフが多く所属、横浜スーパーファクトリーはスタジオを運営していて、両社の合併で技術スタッフとスタジオを持つ独自の制作会社として高い競争力を持つことができます。電通クリエーティブキューブはこれまでの制作会社とは違う全く新しい制作会社です。

電通のCX(カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション)については電通ウェブサイトの記事などを参考にしてくださいね。

代表取締役社長執行役員の村山大輔氏について知ろう

代表取締役社長執行役員 村山 大輔さん
早稲田大学卒業。電通、電通デジタル、電通名鉄コミュニケーションズ、横浜スーパー・ファクトリー、電通クリエーティブキューブの部長や役員を歴任。

電通クリエーティブキューブの企業理念「CUBE CRAFT」

電通クリエーティブキューブの企業理念は「CUBE CRAFT 描くのはCXの新未来。」です。

「映像」×「グラフィック」×「デジタル」
CUBE
CRAFT
描くのはCXの新未来。
いままでにない新しい CX(顧客体験)を生み出すこと。
株式会社電通クリエーティブキューブは、
「映像」「グラフィック」「デジタル」を掛け合わせ、
CXの全領域をとらえた新しい広告コンテンツを創造します。

大切にしているのは、人の体験を立体的にとらえる想像力と、
制作のすべてにクリエイティビティを織り込む統合力。
つねに最高のパフォーマンスを発揮し、
期待を超えるエクスペリエンスを創出します。

電通クリエーティブキューブは電通グループが推進する「カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション」(=顧客体験の変革)におけるコンテンツ制作を担う会社です。また、電通グループには「The 8 ways」という行動指針があります。電通グループ公式サイトに詳しく掲載されているので必ずチェックしておきましょう!

電通クリエーティブキューブの目標は「顧客満足度No.1のプロダクションを目指す」

電通クリエーティブキューブでは「顧客満足度No.1のプロダクションを目指す」を経営理念として掲げています。そのために行動指針として「Sales(営業)」「Agile(俊敏)」「Change(変化)」「Respect(尊敬)」「Humility(謙虚)」が挙げられています。顧客第一の視点を持って選考に挑むようにしましょう!

親会社の電通グループについて知ろう!

次は電通クリエーティブキューブが所属する電通グループについて解説をしていきます。グループ全体の考え方や関係性を理解してより説得力のある志望動機に繋げましょう。

日本最大の広告代理店「電通グループ」とは

電通クリエーティブキューブの親会社である電通グループは日本最大手、世界では5位の広告代理店で従業員数は約64,000人、世界145の国と地域で事業を展開、2020年度の売上高は4.5兆円の巨大企業です。

「顧客、パートナー、従業員、そしてすべての生活者の成長に寄与することによってより良い社会を実現するために存在する」を理念として電通を中心に連結子会社が1000社以上あります。

広告代理店「電通」と「電通クリエーティブキューブ」の違い

電通、電通東日本、電通西日本、電通九州、電通北海道などが広告代理店としてクライアントと向き合い戦略・企画・クリエーティブ・メディアプランなどを提案・立案し、電通クリエーティブキューブがコンテンツ制作を担います。代理店と制作会社の違いについてまとめた記事もぜひ参考にしてくださいね。

広告代理店と広告制作会社の違いを徹底解説!

「電通クリエーティブX」と「電通クリエーティブキューブ」の違い

電通グループには他にも「電通クリエーティブX」という制作会社があります。CM制作・コンテンツプロデュースとして事業領域はとても似ています。

電通クリエーティブXと電通クリエーティブキューブとの違いは会社の原点にあります。電通クリエーティブXは日本初のCM制作を行なった電通映画社を原点としていてコンテンツのプロデュースを中心に行ってきた会社です。電通クリエーティブキューブの前身であるピクトは電通映画社傘下の機材会社 照研がルーツでもともとは撮影機材や照明など技術を専門としてきた会社で現在も外注する制作会社が多い撮影・照明などの全てを社内で担当しています。

電通クリエーティブキューブは「カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション」を軸にプロデュースから技術まで深く対応し、電通クリエーティブXは映像・デジタル・インタラクティブ・Webなどを広く対応しています。

電通クリエーティブXの新卒採用・倍率・ES・面接を徹底解説!【選考フロー・就活】

「電通クリエーティブフォース」と「電通クリエーティブキューブ」の違い

電通グループには似た社名の「電通クリエーティブフォース」という会社があります。電通クリエーティブフォースは電通と制作会社の間に立ってクリエーティブ制作をコスト・スケジュール・リスクなどの面でマネジメントするクリエーティブプロデューサーが所属する会社です。制作を行う会社ではありません。

電通クリエーティブフォースを徹底企業研究!クリエーティブプロデューサー・制作会社との違いを解説!

電通クリエーティブキューブの事業

電通クリエーティブキューブの事業は「CX全領域での映像・グラフィック・デジタルコンテンツの制作プロデュース、撮影・照明人材、機材マネージメントおよびスタジオ運営。」となっています。

プロデューサー、ディレクター、シネマトグラファー、照明技師、スタジオスタッフなどの社員が五位一体の体制でCX全領域での制作を行っています。

プロデュース

映像、グラフィック、デジタルなどそれぞれの専門分野を持ったプロデューサープロダクションマネージャーなどが所属。一般的な映像制作会社で「制作部」と呼ばれることの多い部門です。新卒採用や中途採用も積極的に行われていますよ。

ディレクション

映像の演出を行うディレクター・監督と呼ばれる仕事の方が所属している部門です。電通クリエーティブキューブでは映像以外にもデジタルやWebの分野のディレクターも多く所属しています。

スタジオ

東京都新橋の撮影スタジオであるCARETTA STUDIOの運営、照明機材のレンタルを行う部門です。自社でスタジオや機材を持っているというのは電通クリエーティブキューブの強みの1つです。

撮影・照明センター

撮影現場で実際にカメラや照明を操作するシネマトグラファーやライティングディレクターが所属しています。新卒採用や中途採用も行われていますよ。

電通クリエーティブキューブの強み弱みについて

次は電通クリエーティブキューブの評判やクチコミ、事業内容から2023年現在の強みと弱みについて分析をしていきましょう。会社の強みと弱みを分析することで、自分の強みを活かして会社へどんな影響を与えていけるのかを考えていきましょう!これから就職や転職を考えている方は是非参考にしてくださいね!

電通グループで安定性が高い。CXの未来に期待!

良くも悪くも将来は電通次第。今が大事なとき。

強みと弱みについて1つずつ確認をしていきましょう!

電通クリエーティブキューブの強み

まず電通グループのクリエーティブ制作会社であるという点が大きい強みです。安定した経営基盤を持ち、電通とともに大規模な案件、有名企業のCM制作などに関わることができます。注力している「カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション」の推進に向けて今後も電通とさらに連携していくと予想できます。

次にプロデュース部門、技術部門、スタジオ部門の3つを効果的に活用して制作を行うことです。他の制作会社の多くがプロデュース部門以外は外注や協力企業に任せることが多い中で、1つの会社に揃っていることは制作をしていく上でも大きな強みです。

今後拡大が予想されているVR、ARなどの最新技術やデジタル技術の制作に注力していることも強みです。2022年1月にはバーチャルプロダクションスタジオを設置するなど最新技術の導入も積極的に行っています。

電通クリエーティブフォースの弱み

電通グループの会社として代理店のシェア・業務範疇を超えることはない点です。他の大手制作会社が代理店依存ビジネスの脱却を図り、受注先の拡大やクライアント直接取引の比率を増加させる中で電通グループであることが今後の1つの壁となるのではないでしょうか。

経営理念として「顧客満足度No.1のプロダクションを目指す」とあるように、今後も電通クリエーティブキューブとして独自の強みを作っていけるかという正念場の時期です。

電通クリエーティブキューブの成長性

「カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション」のコンテンツ制作という重要な役割を担う会社として電通グループとともに今後も成長していくでしょう。

映像・グラフィック・デジタルのプロデュースから実際の制作までを自社で行える唯一無二の制作会社として高い競争力を持って成長していくと予想します。

キャリアについて

電通クリエーティブキューブのキャリア

電通クリエーティブキューブのキャリアパスはPM(プロクションマネージャー)を入社後4年程度経験、プロデューサーへ昇格、入社8年後にチーフプロデューサーへ昇格していくことが目標となっています。

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