映像制作会社へ転職する方法を徹底解説!

映像制作会社のOB訪問「制作の仕事は終わりのない学園祭」:アドバタラヂオへOB訪問記

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広告業界でCM・映像・グラフィックなどのクリエイティブを制作する広告制作会社。しかし、制作会社の仕事の多くは裏方業であるため情報を集めるのに苦労している就活生も多いのではないでしょうか?

そこで今回は実際に広告制作会社でお仕事を経験されているアドバタラヂオのスナケンさんとトミナガさんに、現役就活生がOB訪問をして質問に答えていただきました!

映像制作会社の仕事のやりがいや魅力、業界の今後など、広告業界を目指す就活生必見の内容になっているのでぜひ参考にしてくださいね!

この記事に出てくる人

広告に関わる出来事や、関わる人々を通して、広告に興味をもってもらったり、面白がってもらいたい、そんな想いをのせて広告“人”学をお届けしているラジオ。オンラインラジオのPodcastで毎週月曜日に配信!

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スナケンさん

ライターや広告ジャーナリストとして広告業界誌など雑誌制作を経験後、広告制作会社の広報部立ち上げに参画して4年半のキャリアを経験。その後はネットサービス企業や飲食店の広報を経験して、現在は1社目とは別の広告制作会社で広報を担当。

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トミナガさん

2011年に広告制作会社に新卒入社をしてプロダクションマネージャーを8年経験後、広告の仕事をより深めたいと考え、2018年に広告代理店へ転職をしてプロデューサーを経て現在は広告営業。

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就活生 カスカベさん

アドバタラヂオの2人にOB訪問をしに来た23卒就活生。

アドバタラヂオの2人にOB訪問!

今回は広告業界を目指している現役就活生のカスカベさんが、広告人学をオンラインラジオで配信しているアドバタラヂオスナケンさんトミナガさんにOB訪問をしに来ました!

就活生 カスカベさん:本日はお時間をいただきありがとうございます!よろしくお願いします!

スナケンさんトミナガさん:はい!よろしくお願いします!

今でも印象に残っている最終面接での一言

就活生 カスカベさん:トミナガさんは広告制作会社に新卒入社されたとお聞きしました。制作会社を選んだ理由や就活体験をお聞きしたいです。

トミナガさん:小さい頃からテレビっ子で、僕にとってテレビに流れてくるCMは生活の一部でした。就職を考えるときになって、どうせ働くならエンタメを感じる場所が良いと思い、広告業界を目指すことになりました。

就活で今でも一番印象に残っているのは、最終面接で「お前の笑顔で何億作れるのか楽しみにしてるよ」と言われたことです。まだ何者でもなかった学生の僕にとってすごく嬉しい言葉で、今でも仕事に悩んだ時は思い出すようにしています。

学生の方にはこれまでの様々な出会いや経験を強みにして自分らしく就職活動をしてほしいですね。

広告マニアになったきっかけは偶然の出会い

就活生 カスカベさん:スナケンさんは広告マニアだとお聞きしたのですが、広告を好きになったきっかけを教えてください!

スナケンさん:とあるCMディレクターとの出会いがきっかけです。初対面は19歳のときにギャラリーのオープニングパーティーで肩がぶつかったことでした。「きみは何者だ?」と言われて不思議な人だなと思いながら話をしてみると、すごく面白くてかっこいい人だったんです。その人のことをもっと知りたくて調べていくうちにCMや広告に興味を持つようになって広告マニアになりました。

そんな偶然の出会いがあったからこそ、様々な出会いにも恵まれて、今の仕事にも繋がっているので、皆さんにも積極的に行動して出会いを大事にしてほしいですね。

制作の仕事は終わりのない学園祭

就活生 カスカベさん:広告制作会社のお仕事で大変なことを教えてください!

トミナガさん:たくさんありますね。広告の仕事は公開されて世に出るまで、絶対にバレてはいけないので常に細心の注意が必要なんです。例えば新型の自動車のCM撮影では、走行が綺麗に見える撮影のしやすい場所まで車を隠しながら船で運んだり、撮影場所では人がいないタイミングを見計らったり、大規模な仕事をしているようにみえて実際の作業は細かい気遣いの積み重ねなんですよね。

他にも撮影は早朝から夜中まで続くこともあるので体力面でも大変ですね。例えばビールを注ぐ数秒のシーンも色味・光・汚れ・角度・泡の量にこだわって5時間以上撮影をしていることもあります。

スナケンさん:撮影に関わるPM・ディレクター・照明・美術・音声・出演者など全てのスタッフが良いものを作るために力を合わせているんです。だからこそ気持ちがぶつかり合うこともある。そのせめぎ合いやコントロール、PMの進行はすごく大変だと思いますね。

トミナガさん:制作会社の仕事は「終わりのない学園祭」をずっとやっているというイメージが近く、大変なこともありますが、個々のプロジェクトが終わる時はとても達成感のある仕事ですよ。

制作会社の仕事のやりがいや魅力

就活生 カスカベさん:広告制作会社のお仕事のやりがいや魅力を教えてください!

トミナガさん:制作会社のPMは撮影現場のスタッフの中で一番歳下ということが多くて、自分の親くらいの年齢の人たちと対等に話し合って映像を作ったりもするんです。その中で頼られたり褒められたり可愛がってもらえたりすると、それだけで関わる人たちのために頑張ろうとやりがいに変わっていきました。PMとして8年間やってこられたのは良い出会い、人付き合いが理由の1つでしたね。

気持ちよく仕事をするコミュニケーションのコツ

就活生 カスカベさん:歳上の人とコミュニケーションを取るときのコツはありますか?

トミナガさん:制作会社とスタッフの方々との関係は、仕事という面で見ると発注と受注の関係です。

でも、一緒に仕事をする上では、リードはしつつも、プロフェッショナルな方々の力も貸して頂く、というような対等に接することが大事だと思います。PMでスタッフの方々とコミュニケーションが上手くできていない人ほど横柄な態度を取りがちな気がしますね…。一緒に気持ちよく仕事をするためにどうするべきかを考えることがコツですね。

スナケンさん:先輩って自分に興味を持ってくれる人のことが好き。その先輩や歳上の人にアンテナを張って携わった仕事について聞いてみるとか、正面から好きですと伝えるとか、やらしくない範囲で興味をもっていることを伝えられることが若さであり可愛げであると思いますね。その人にどれだけ興味を持てるかがコツです。

就活も同じで会社にどれだけ興味を持てるか、興味があるとアピールできるかがコツだと思いますね。

制作会社の社員に多い2つのタイプ

就活生 カスカベさん:広告制作会社はどんな社員の方が多いですか?

スナケンさん:立場に関係なく不安要素があればきちんと進言できる人が多いなと思います。あと気遣い上手の人も多いですね。

トミナガさん:性格では2つのタイプがあると思います。1つ目は俺/私に任せろ!とバリバリ引っ張ってくれる兄貴/姉御肌気質の人、2つ目は映像がとても好きでMVや映画をたくさん見てて流行りにも敏感な人ですね。

あとは、みんなが喜ぶような気遣いができ、周りのために動くことを楽しめる奉仕精神のある人も多いなと思いますね。

企業選びは一緒に仕事をしたいと思えるかが大事

就活生 カスカベさん:制作会社の企業選びの方法を教えてください!

トミナガさん:会社の大小はあるけれどやれること自体は横一列なイメージで、その中での各社の特徴とかはCM Proを見れば概ね分かると思います。さらに説明会への参加やOB訪問をして、一緒に仕事をしてみたいと思えるかが大事ですね。その会社がよく一緒に仕事をしているクリエイティブディレクター、映像ディレクター、プランナーと働きたい!とかそういった具体的な見方も良いと思います。

スナケンさん:まずはCM Proを使って気になる会社を見つけて、そこからさらに深く調べてほしいです。会社を調べていく上でCM Proは良いきっかけとなるサイトだと思うのでぜひもっと有効活用してみてほしいですね。

アドバタラヂオの2人が考える広告業界の今後

就活生 カスカベさん:ずばり、広告業界の今後はどうなっていくと思いますか?

トミナガさん:広告業界は様々な会社が同じことをして戦っているレッドオーシャンな状態です。例えば広告代理店が制作機能を持ったり、制作会社が代理店的な仕事をしたり、コンサルタント企業が広告代理店から制作会社の機能を持ったり、今までの縦割り横割りの関係が無くなってきています。オールマイティーに仕事をこなす会社が増えている中で、敢えて特別な専門性を持った会社も増えると思っています。例えばゲームの広告映像制作が得意な会社はゲーム業界の盛り上がりと合わせて仕事の受注も増えていき、「ゲームの案件といえばあの会社」と行ったブランディングが各ジャンルで重要になっていくと思います。

スナケンさん:クリエイターに関して言えば長期的に仕事ができて、広告やコピー、ディレクション、コンサルと幅広い領域をカバーできる人が伸びると思います。若い人にはそんなかっこいいクリエイターを尊敬して目指してほしいです。

将来の目標を実現するために会社を選ぶ

就活生 カスカベさん:最後に就活生にアドバイスをお願いします!

トミナガさん:会社に入社することがゴールではなくて、5年後、10年後、20年後にどんな人になりたいかを考えてほしいです。

就活のタイミングで将来の自分はどんな人になっていたくて、そのためにどんなキャリアを進みたいのかという目標を考えた上で、その実現のために会社を選んでほしいです。入社後もなりたい自分という目標がなければどこかで必ず壁にぶち当たっていきます。いまは悩む時期だと思って、就活生の皆さんには1年、2年ではなく長期的な計画を考えてほしいですね。

スナケンさん:就活生同士やOBなど就活で出会った人たちとの縁を大事にしてほしいです。就活は悔しいこととか辛いこととか不安とか、いろんな感情をたくさん経験することになると思います。その経験は必ず社会人になったら活きるので、今はしんどくても肥やしになると思って頑張って欲しいです。

OB訪問のフルバージョンはアドバタラヂオで公開中!

今回のOB訪問のフルバージョンはアドバタラヂオで公開しています!掲載しきれなかった質問など、広告映像制作のリアルが詰まった素敵なエピソードになっているので是非チェックしてみてくださいね!

広告志望必聴!

アドバタラヂオは広告業界志望の就活生必聴Podcast!

アドバタラヂオはスナケンさんとトミナガさんが、広告に関わる出来事や、関わる人々を通して、広告に興味をもってもらったり、面白がってもらいたい、そんな想いをのせて広告“人”学をお届けしているオンラインラジオです!

まるで聞くだけでOB訪問ができてしまうような広告業界への就活にも役立つエピソードがたくさん配信されています!アドバタラヂオの最新情報は公式Twitterで行われているのでぜひチェックしてくださいね!

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